キャンピングカーや車中泊車にお乗りの皆さんは、どこで車中泊していますか?
車中泊場所はオートキャンプ場、RVパーク、道の駅、高速道路のパーキングエリア、無料駐車場などいろいろな車中泊場所があるかと思います。
この記事では公認オートキャンプインストラクターの筆者が、「RVパーク」とは何か?についてと、第1回「RVパークアワード」開催の概要についてご紹介させていただきます。
RVパークとは車中泊車が宿泊できる施設
RV(レクリエーション・ビークル)パークとは、キャンピングカー、トレーラー、RV車などの車中泊車が宿泊できる施設です。RVパークには以下のような施設が備わっていることが条件となっています。
- 余裕のある駐車スペース(横4m×縦7m以上推奨)
- 24時間利用可能なトイレ
- 100V電源が使用可能(20A以上推奨)
- 入浴施設が近隣にあること(車で15分圏内)
- ごみ処理が可能
- 入退場制限が緩やか
- 看板の設置(指定ロゴを日本RV協会より支給)
- 複数日の滞在が可能
100V電源があり、キャンピングカーのサブバッテリーやポータブル電源の充電できますので便利です。また24時間利用可能なトイレがあることで、トイレの設置がないキャンピングカーやRV車にとっては非常に助かります。
最近ではWi-Fiが設置されているところもあり、 バーベキューエリアや道の駅などの娯楽施設に併設された施設などもあります。
RVパークは、アウトドア愛好者や旅行者にとって便利な施設であり、キャンピングカーやトレーラーに快適な環境を提供してくれている施設です。また、周囲の自然環境や観光名所に近い場所に位置することが多いため、観光地へのアクセスも良好です。
全国にRVパークは全部で約400施設
2023年10月現在、日本RV協会が認定する車中泊施設「RVパーク」は全国に約400施設あります。詳細につきましては以下の施設リストで公表しています。
イベント開催団体のJRVAとは日本RV協会のこと
第1回「RVパークアワード」を開催する団体のJRVA(ジャルバ)は、1994年3月にキャンピングカー業界の発展のために設立された団体で、2010年7月に一般社団法人へ移行しています。
一般社団法人とは、「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」に基づき設立された営利を目的としていない法人です。
また共同企画・運営に参画している株式会社ブシロードムーブは、本社を東京に置く音響制作、番組制作、イベント制作・運営、広告代理店業務を行っている会社です。
ブシロードグループは様々な番組やイベントのスポンサーにもなっていますので「ブシロード」という名前は皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
第1回「RVパークアワード」概要
第1回「RVパークアワード」は「あなたが最も素敵だと思うRVパークは?」というテーマのもと、ユーザーやメディア、インフルエンサーから投票を募り、各分野から高い評価を得たRVパークがゴールド(1位)、シルバー(2位)、ブロンズ(3位)の順に表彰される企画です。
表彰された施設は2024年2月2日(金)〜2月5日(月)に幕張メッセで開催される「ジャパンキャンピングカーショー2024」内で発表され、当イベント内での特別ブースの設置、メディア取材やPRの確約など様々な副賞が贈呈されます。
引用:JRVAプレスリリース
あなたも素敵だと思うRVパークに投票できる
「一般ユーザー部門」はあなたが素敵だと思うRVパークに投票できます。RVパークの予約サイト「RV-Park.jp」内の投票フォームから受付しています。投票受付ページは下記のフォームです。
第1回「RVパークアワード」の投票締め切りは2023年12月31日です。
RVパークを利用するメリット
RVパークを利用すると、以下のようなメリットがあります。
- 予約して宿泊(車中泊)場所を確保することができる
- 専用の駐車場所のため他の方に迷惑を掛けない
- 清掃や照明設備など施設の管理が行き届いていて清潔・安全・安心な環境で滞在できる
- 電源がある場所は、電源を確保することができる
- 24時間使用できるトイレが併設されている
- 比較的安価で利用できる
- キャンピングカーや車中泊車など共通の興味を持つ方と知り合うことができる
- 観光スポットへのアクセスが便利
せっかくキャンピングカーを買ったので好きな場所で停めて宿泊できることに醍醐味を感じる方もいるかと思いますが、やはりマナーを考慮すると指定されたRVパークを利用するのが安心・安全かと思います。
RVパークを利用するデメリット
RVパークを利用するデメリットは以下が挙げられます。
- 当然ながら利用料がかかる。
- 人気のあるRVパークは予約が取りにくく、混雑する場合がある。特に休暇シーズンや祝日には混雑が予想されます。
- 場所によってはキャンプ行為、バーベキュー、焚火など禁止されているなどの制約がある。
- RVパークによっては、設備やサービスの質が異なる場合がある。一部のパークは最新の設備を備えている一方、他のパークは簡素なものもある。
- 一部のRVパークは都市部に位置しているため、自然環境からの距離が遠い場合があります。
キャンピングカー、車中泊車、バンライフなどの普及に伴い、車中泊ができる場所が増えてきている反面、マナーも社会問題化していますので、ルールやマナーにも気を配り施設を利用したいですね。
まとめ
RVパークはキャンピングカーや車中泊車のオーナーの方にとって、旅や観光の拠点となる重要なスポットです。JRVAや施設を運営する方々も試行錯誤しながら、より良い環境を提供しようと日々努力を続けています。
第1回「RVパークアワード」はどこの施設が選ばれるか楽しみですね。
選ばれた施設は必ず利用してみようと思っています。
以上、第1回「RVパークアワード」開催についてお知らせさせて頂きました。
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