地震や停電などの災害時「スマホの電池が切れた」「情報が入らない」「暗闇で不安…」という経験をしたことはありませんか?
モバイルバッテリーを持っていても、充電が尽きてしまえば意味がなく、いざという時に情報・照明・電源をすべて備えた多機能防災ラジオの重要性が見直されています。
とはいえ、防災ラジオといっても種類が多く、どれを選べば良いのか迷ってしまうもの。
「手回し充電は本当に使える?」「音質やライトの明るさに差はある?」「安いモデルでも十分?」そんな疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、人気のGreeshow(グリーショウ)災害用多機能ラジオの中でも注目の2機種【GS-2901】と【GS-298】を実際に使って比較レビューします。
デザイン・機能性・充電性能・防災時の使いやすさまで、メリット・デメリットを含めて正直にお伝えします。
この記事を最後まで読めば、「自分に合ったGreeshow防災ラジオはどっちか?」がはっきり分かり、いざという時に“本当に頼れる一台”を選べるようになります。
Greeshowとは?人気の防災ラジオブランドを解説
Greeshow(グリーショウ)は、2020年7月に設立された香港の企業が手掛ける防災用品ブランドです。自然の水を瞬時に飲料水へと変える電動式浄水器や防災ラジオなどの商品を開発・製造しています。
以前に同社の「携帯用浄水器」をこちらのブログでご紹介したことがあります。詳しくはレビュー記事をご確認下さい。
防災ラジオ GS-2901とGS-298の基本スペック比較表
この記事でご紹介する商品は、Greeshowから2025年に発売された新モデルの防災ラジオ2機種です。
Greeshow「GS-2901」と「GS-298」は、ともにコンパクトで携帯性に優れていて、LEDライトやモバイルバッテリーなどの機能も搭載している多機能な防災ラジオです。
電源はリチウム電池を搭載していて、通常はUSB充電で使用できますが、万が一の際はソーラー充電や手回し充電で電力を確保することができます。
「GS-2901」と「GS-298」の2機種を比較表にまとめましたのでご確認下さい。
| 型番 | GS-2901 | GS-298 |
| カラー | ブルー | グリーン |
| 入力 | USB-C(5V, 2A) | USB-C(5V, 2A) |
| 出力 | USB-C(5V, 2A) | USB-C(5V, 2A) |
| 受信周波数 | FM 76~108MHz AM 522~1656KHz SW 2.3~ 22MHz |
FM 76~108MHz AM 522~1710KHz SW 2.3~ 22MHz |
| 選局 | オート(自動選局) | 手動 |
| 消費電力 | LEDライト-1.8W SOS点灯:3.5W スピーカー:3W |
LEDライト-点灯時1W 点滅時0.5W |
| 充電時間 | USB充電:約3.5~4時間 太陽光充電:フル充電まで>300時間 |
USB充電:約3.0時間 太陽光充電:フル充電まで>120時間 |
| 電池仕様 | リチウムイオン電池 5000mAh | リチウムイオン電池 2000mAh |
| 充電方法 | USB-C/ソーラー/手回し | USB-C/ソーラー/手回し |
| 使用時間 | ラジオ:約36時間(適切な音量) 懐中電灯:約35時間 |
ラジオ:約16時間 LEDライト:約7時間 |
| 出 力 | USB-A端子(5V,2A) | USB-A端子(5V,2A) |
| 防水機能 | なし | IPX4 |
| 表示 | デジタル液晶 | アナログ |
| 懐中電灯 LEDライト |
ブックライト 懐中電灯 |
デスクライト(電球色) 懐中電灯(昼白色) LEDフラッシュ |
| SOSアラーム | あり(90dB) | なし |
| 本体サイズ | 150×46.5×77mm | 140x66x52mm |
| 重量 | 335g | 253g |
| 付属品 | USB-Cケーブル・ストラップ・カラビナ・取扱説明書 | USB-Cケーブル・ストラップ・取扱説明書 |
| 保証期間 | 1年 | 1年 |
| 参考価格 (公式サイト) |
6,480円 | 4,980円 |
商品本体と付属品について
Greeshow 多機能防災ラジオ GS-298 商品本体と付属品

Greeshow 多機能防災ラジオ GS-298の商品と付属品は写真のものが全てで詳細は以下の通りです。
ラジオ本体「GS-298」、USB-Cケーブル、ストラップ、取扱説明書、防災ガイドブック、Greeshow会員入会案内、サンクスカード
防災ガイドブックが同梱されているのは親切なポイントですね。
Greeshow 多機能防災ラジオ GS-2901 商品本体と付属品

Greeshow 多機能防災ラジオ GS-2901の商品と付属品は写真のものが全てで詳細は以下の通りです。
ラジオ本体「GS-2901」、USB-Cケーブル、ストラップ、カラビナ、取扱説明書、Greeshow会員入会案内、サンクスカード
サポートやお問い合わせの連絡先(メール)は取扱説明書とサンクスカードに記載されています。
デザイン・操作性の違い

まずはデザインや操作性の違いを比較。
防災ラジオ GS-298はアースカラーの配色の個体で、操作は選局・音量ともにアナログダイヤルによるもので、周波数の表示もアナログ表示です。
SW・FM・AMのバンド選択はボタン操作となっています。音量調整ダイヤルを少し右に回すと電源が入ります。さらに右に回すとボリュームがUPします。

防災ラジオ GS-2901は鮮やかなブルーの個体で、操作は選局・音量・電源など全てボタンでの操作になります。
バンドや周波数の表示部はデジタル表示です。
実際に使って感じた差ですが、大きさはほぼ同じくらいなので携帯性は変わりません。
ラジオの周波数を合わせる際はGS-298の方はアナログダイヤルなので微調整で合わせるのが少し難しいですが、GS-2901は選局ボタンを長押しするとオート選局になるので、選局の際はGS-2901の方が操作性が良いです。
表示部もGS-2901の方が大きなデジタル表示なので見やすかったです。
充電・発電性能を検証|手回し・ソーラー・USB

本体のリチウム電池の充電は、USB type-C充電・ソーラー充電・手回し充電の3種類の方法があります。
本体サイドのゴム部分を外すと、出力のUSBポートとイヤホンジャックと入力のUSB type-Cポートがあります。
ラジオ本体からスマートフォンにUSB充電できるかどうか確認したところ、問題なく通電し充電できました。
参考までに私のスマートフォンのバッテリー容量が3,160mAhですので、GS-298(グリーン・2000mAh)なら0%→63%程度充電できて、GS-2901(ブルー・5000mAh)なら約1.6回充電できることになります。

2機種をUSB type-Cケーブルに繋ぎ0%→100%まで実際に充電した結果、GS-298(グリーン・2000mAh)は約3時間、GS-2901(ブルー・5000mAh)は約4時間で満充電できました。
ソーラー充電と手回し充電は相当の時間対応しないとしっかり充電できないため、あくまで災害時に電源が遮断された時の非常時の充電方法となります。

緊急時にモバイルバッテリーとして使えるのもありがたいですね
ラジオ感度と音質比較|受信感度テスト結果

同じ環境でAM・FMのバンドを合わせ感度と音質を比較しました。
2台を試してみた結果、感度はほぼ変わりませんが、音質に若干の違いを感じました。
スピーカーの性能に大きな違いはないかと思いますが、GS-2901(ブルー)の方がやや音質がクリアに聞こえました。
GS-298(グリーン)の方がいかにもラジオらしいという感じですが、聞くのには苦にならない音質です。
LEDライト・SOSアラーム機能の違い

【LEDライト機能】
GS-298(グリーン)・・・懐中電灯、LEDライト、懐中電灯+LEDライトの3段階切替
GS-2901(ブルー)・・・懐中電灯、LEDライト、懐中電灯+LEDライトの3段階切替、サブライト
ともに光量は程よくあり周り明るく照らしてくれます。をGS-2901(ブルー)のみ、読書などで使えるサブライト機能があります。

アウトドアで夜間にトイレに行った際にライト機能を使いましたが、明るく便利でした

SOSアラームは、GS-2901(ブルー)だけにある機能で、災害時や危険な状況になった際、赤色のSOSボタンを押すと、90dBの大音量のアラームと光で周囲の人に助けを求めることができます。
山で遭難する可能性がある、家が倒壊して閉じ込められる恐れがある、防犯のためにアラーム機能が欲しい、そういった方には有用な機能です。

女性やお子様にとっては、防犯機能があると安心ですね
防水性・携帯性の比較

GS-2901(ブルー)を実際にランドセル型のバッグのサイドにフックでぶら下げました。
本体もコンパクトで335gと軽量ですのでそれほど重さは感じませんでしたが、歩くと本体が揺れるので持ち運び時はカバンの中やサイドのポケットにしまっておくといいと思います。

GS-298(グリーン)の方のみ、あらゆる方向からの水の飛沫に耐えられる防水性能(IPX4)を持っています。
完全な防水という訳ではなく、生活防水程度の防水機能は有していますので、アウトドアで使用される方にはGS-298が適しています。
GS-2901(ブルー)には防水性能はありません。
口コミ・評判まとめ|Amazon・楽天の評価を調査
販売サイトにおける2機種の評価を比較
2機種のAmazon・楽天市場・公式サイトの販売実績と評価を調査しました。
| GS-2901(ブルー) | GS-298(グリーン) | |
| Amazon | 4.3点 レビュー件数48件 | 4.7点 レビュー件数43件 |
| 楽天市場 | 4.83点 レビュー件数6件 | 4.75点 レビュー件数4件 |
| 公式サイト | 4.84点 レビュー件数19件 | 4.93点 レビュー件数15件 |
| 平均点 | 4.48点(73件) | 4.75点(62件) |
レビュー点数を確認したところ、2機種ともに平均点で4.4点以上と高得点で、多くのユーザーから支持を得ていることが分かります。
次に実際のユーザーの声を一部抜粋させていただきます。
GS-2901(ブルー)の口コミ
災害対策として購入。USB-Cだけでなく手回し、ソーラーでの充電にも対応しており万が一の停電時にも安心できる構成。ラジオはAM/FM/SWをしっかり受信でき、音質もクリア。LEDライトは非常に明るく、懐中電灯としても十分実用的。モバイルバッテリーとしてススマホが充電できるのもありがたい。軽量コンパクトながら頑丈なつくりで防災バッグにもすっきり収まるサイズ感。SOSサイレンやデジタル選局など、細かな機能もしっかり搭載。非常時だけでなくアウトドアや日常使いもできる優れもの!
防災グッツの中に入れました。やはりニュースをみると最新の情報が欲しくなる様子なので、購入しました。音も安定しているし、クリアです。手回しなので、電池切れの心配がないのが良いと思います。あとSOSボダンがあるので、万が一の事を考えると多機能で素晴らしいです。デザインもすっきりしているし、軽めだと思います。これは親にも買おうと思います。
GS-298(グリーン)の口コミ
コンパクトなサイズでとても便利です。ライトがすごく明るく、これなら災害時やアウトドアのときも十分に使えます。手回し充電機能があれば災害で停電になってもスマホを充電でき、情報難民になることがないので一家に1台おいて置きたいですね!お値段以上に多機能、高性能な商品でした。
災害時に活躍する多機能ラジオです。非常時にはとにかく情報を得ることが大切なので、こうしたアイテムが役に立ちます。ラジオを聴けるだけでなく懐中電灯にもなりますし、電気が使えなくてもソーラー充電や手回しでの充電ができるので、頼もしいですね。ラジオのチューニングはダイヤル式ですが、お目当ての局を聴くためには少しずつダイヤルを回して細かく調整しなければいけないので、少し大変かもしれません。
GS-2901とGS-298はどちらがおすすめ?

「GS-2901とGS-298はどちらがおすすめ?」かという点ですが、人それぞれのこだわりポイントで変わってきますので一概には言うのが難しいです。
価格差で1,500円(ブルーの方が高額)の開きがありますので、選ぶのに迷ってしまいますよね。
私からのアドバイスとしては、価格は安い方が良い、防水性を求める、とりあえず防災ラジオを1台準備しておきたいという方はGS-298(グリーン)
音質や操作性が優れていて多少高くても良質な商品が良い、遭難や防犯に備えてSOSアラーム機能が欲しいという方はGS-2901(ブルー)がおすすめです。
個人的にはどちらか1台だったらGS-2901(ブルー)を選びます。

機能にこだわらないのであればデザイン重視で選択するのもアリですね
Greeshow 防災ラジオは買いか?総合評価は?

Greeshowの多機能防災ラジオ2機種を実際に使ってみましたが、デザインが優れていて多機能でラジオとしての性能も良く、これは「買い」の商品だと感じました。
ラジオといっても一昔前から比べると、音質も機能もずいぶん向上してますね。
Greeshowの多機能防災ラジオはAmazon・楽天市場・公式サイトで購入することができます。2025年11月時点の価格を比較したところ、Amazonが最もお得に購入できます。
防災時に役立つにラジオを1台準備しておきたい、多機能ラジオを探している、普段使い出来るラジオが欲しい、そんな方々に自信をもっておすすめできる1台です。
以上、このレビュー記事が皆さんの防災のお役に立てば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。






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