近年のアウトドアブームもあり、屋外でのキャンプがメディアで多く取り上げられています。
火を起こす、テントやタープを張るなど、積極的なアウトドアにフォーカスが当たっておりますが、シニア層の方、ずぼらな方、アウトドア初心者の方には、なるべく手がかからず気軽にできるキャンピングカーや車中泊仕様車での車中泊旅がおすすめです。
自然を満喫できる屋外でのキャンプ（テントでの宿泊）の醍醐味もあるかと思いますが、キャンピングカーにもたくさんの良いところがあります。
この記事では「公認オートキャンプインストラクター資格」を持つ筆者が、キャンプと比較してどの様な点で、キャンピングカーや車中泊仕様車での車中泊が快適かご紹介させて頂きます。
オフシーズンがない
冬場は寒さが厳しいので、多くのキャンプ場が閉場になります。必然的にオフシーズンとなりますが、キャンピングカーにはオフシーズンがありません。
冬は温かな南や平地に、夏は涼しい高地へと移動することで、断熱材のしっかり入ったキャンピングカーであれば、屋外でのキャンプが難しいシーズンでも、気軽に車中泊旅行ができます。
FFヒーター（燃料を使った暖房）
また装備品の充実により、冬場はＦＦヒーター（燃料を使った暖房設備）、夏場はエアコンやスポットクーラーなど、オプション装備も増え、より快適に車中泊を楽しむことができるようになりました。
特にここ10年でポータブル電源、ソーラーパネル、リチウム電池など電装系が進化には目を見張るものがあります。キャンピングカーは屋外でのキャンプに比べて、大きな寒暖差なく快適に過ごせることによりシニア層も安心して旅が可能です。
図書館で10年前に発刊された「キャンピングカーの書籍」を借りて読みましたが、電装系の装備が著しく進化していることが分かりました。
場所を選ばない
周囲の方にご迷惑を掛けないことが前提ですが、場所によっては予約の必要がない道の駅、パーキングエリア、コインパーキングなどでも車中泊が可能です。
全国のＲＶパークも拡充していて、直前でも比較的安価に予約を取ることが可能です。また電源ありのサイトも増えており、サブバッテリーの容量を気にすることなく車内で車中泊を楽しめます。
気軽に食事が取れる
バーベキューコンロの用意や焚き火や炭などで火をおこす必要がなく、12Vを100Vに昇圧するインバーターや電子レンジなど電装品の普及により気軽に車内で普通に食事を取ることができます。
また後片付けも楽です。クーラーボックスでは長時間の飲食物の保管が難しかと思いますが、キャンピングカーでしたら多くが冷蔵庫を装備しておりますので、スーパーやコンビニエンスストアや道の駅で購入した食材を長時間車内で保管しておくことが可能です。
安全性が高い
特に女性のソロキャンプなどでは夜間のセキュリティ面のご心配があるかと思います。施錠可能なキャンピングカー・車中泊仕様車は、虫、野生動物、酔っぱらい、悪意を持った方から身を守ることが可能です。
また急激に変化する高地の悪天候にも強く、車内でしたら急な豪雨や落雷や突風にも心配することはありません。
いざという時、何か怖いことがあった時は車内に籠って110番するなどの方法もとれますので、そういった意味でキャンピングカーや車中泊仕様車は安全性が高いと言えます。
特に女性ソロキャンパーの方は、本当に身の安全に気を付けて欲しいですね。
設営が簡単、片付けが楽
テントやタープなど張る必要がなく、キャンピングカーで区画サイトに車をつけて、外部電源を接続するのみで設営が簡単です。
また天候が良ければ、サイドオーニング（日よけ用の布幕）などを装備したキャンピングカーであれば、サイドオーニングを張り、アウトドアチェアーやテーブル気軽に屋外での休憩したり食事を取ったりすることも可能です。特にキャンプ用品の片付けが面倒なシニアにはキャンピングカーはおすすめです。
以上、キャンプと比較してのキャンピングカーのメリットをご紹介させて頂きました。
もちろん私自身も大自然と一体となれるキャンプの醍醐味は把握していますが、シニアの方にとってはアウトドアを満喫するのもそれなりに体力が必要ですので、気軽に楽しめるキャンピングカーのメリットにフォーカスを当ててご紹介させて頂きました。
決してキャンプを否定するものではございませんので悪しからずご了承下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント