この記事では「FFヒーターって何?」「スタビライザーって何?」「サイドオーニングって何?」「どれが必要なのか分からない」という感じだった私たちキャンピングカー初心者夫婦が、購入時に検討・選択したオプション設備についてご紹介いたします。
購入を決めたライトキャブコン「Stage21(ステージ21)リゾートデュオ バンビーノ プラス (ResortDuo Bambino PLUS)」のオプション装備についてのご紹介となります。
他のキャンピングカーのご購入を検討されている方も参考になるかと思いますので、是非一読して頂ければと思います。
一般的なオプション装備の種類について
オプション装備についてはメーカーごとの設定になりますが、概ね以下の装備がオプションになることが多いと感じました。
FFヒーター、エアコン、スタビライザー、ショックアブソーバー、電子レンジ、冷蔵庫、ETC、バックカメラ、ドライブレコーダー、カーナビ、車内カーテン、リクライニングシート、各種塗装関係、各種内装変更
私たち夫婦が特に知らなかったものとしては、
- FFヒーター(エフエフヒーター) ・・・ エンジン停止時でも使用できる燃焼式ヒーター(暖房)です。エアコンよりも素早く室内を温めることができ、冬場や高地の寒さにも対応できる装備です。車の燃料(ガソリン)を使用し、省エネ性能にも優れている。
- スタビライザー ・・・ 車の足廻りの装備で、装着することにより車体の傾きを抑え走行を安定させるための働きをする。特にカーブ時の安定性が増します。
という感じでした。
Stage21 バンビーノプラスの標準装備について
次に私たちが購入するリゾートデュオ バンビーノプラスに標準装備されている装備をご紹介いたします。詳細はステージ21のHPをご確認下さい。
外装
FRPポップアップルーフ、防水ポップアップテント蚊帳付、断熱材入り軽量シェル、ボディ塗装(白+希望色)フロントスポイラー、ホイールキャップ、網戸付2重ロックエントランスドア、エントランスドアバイザー、後方RV窓(網戸、スクリーンカーテン付)、側面RV窓(網戸、スクリーンカーテン付)
内装
2Fベッドマット、フロントシートカバー(生地、色選択可能)、スライド式ベンチシート(横向き2名乗車、シート生地・色選択可能)、ソファーベッド(生地、色選択可能)、木製収納家具、着脱式テーブル、車中泊カーテン
水回り
丸形シンク、シャワーヘッド付(電動給水ポンプ)、給排水タンク各10L(外扉から出し入れ可能)
電装系
105Ahディープサイクルバッテリー、2000W疑似正弦波インバーター、10Aバッテリーオートチャージャー、集中電機管理スイッチパネル(デジタル電圧メーター表示)、100Vコンセント2口、12Vシガーソケット、USBソケット。外部電源ソケット・ケーブル2m、LED照明、地デジカーナビ、バックカメラ、単機能電子レンジ、横型L冷凍冷蔵庫、15インチフリップダウンモニター、冷え蔵X(低電圧クーリングシステム)、2系統同時充電システム(1800W薄型ソーラーパネル・走行充電器MPPTコントローラー50A複合機)
出典:Stage21
もうこれ以上ない程の標準装備です。他メーカーさんで同様の仕様でいくらほどになるか試算してみましたが、やはりステージ21さんの販売価格を大幅に超えておりました。
私たち夫婦の選んだオプション装備について(バンビーノプラス)
ベース車両 4WD・AT車
まずはベース車両となるタウンエースのグレードです。
高額にはなりますが、雪道・悪路・災害などあらゆる場面を想定し4WD(4輪駆動)のAT車(オートマチック車)を選択しました。
エアコン (ONE COOL 21)
室内機・室外機が分かれた12V車載専用のエアコン。
梅雨や夏の暑い時期でも快適に車中泊したく選択しました。100Ahの鉛バッテリー使用の場合は2~3時間程度の運転が可能です。
標準装備『冷え蔵X』(冷風扇)では、車内の冷却能力が低いと思われるため、エアコンの設置は必須だと考えました。
機器の詳細は以下の記事でご紹介しています。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー & MPPTコントローラー
200Ahのリチウムイオンバッテリー+コントローラー。
エアコンを設置するため長時間の稼働を想定しての選択です。これで夜間6~8時間のエアコン運転は可能と想定しました。電気系統はある程度余裕を持った状態で車中泊したかったため選択しました。
FFヒーター
キャンピングカーを知れば知るほどFFヒーターを装備することが当たり前のような雰囲気がしていましたが、この装備については最後まで悩みました。
私たち夫婦は、FFヒーターが必要になるような冬場や冬山に出かける頻度は少ないだろう、また寒いのは重ね着したり電気毛布で対応すれば何とかなるかなと思ったからです。
しかし、友人の会社の方がキャンピングカーに乗っていて「FFヒーターは必ずつけた方が良い」というアドバイスもあったので、最終的には自分たちにとっては必要性は低いかもしれないが、リセールバリュー(この車を手放すときに必要性感じる方が多い)や数年後には必須設備になっているかもしれないということを考慮し導入を選択しました。
評判によると、FFヒーターがあれば、真冬の車中泊でも半袖と短パンで大丈夫なほど、暖房の効きが良いとのことです。
出典:べバスト
大型ハッチバック
荷物の積み下ろしやキャンプ場での開放などの利便性を考慮し、装備することを選択しました。
横幅140cm、縦幅100㎝、防水加工されたリアハッチはダンパーの力で水平までポップアップします。 中央にはRV窓がセットアップされ、開閉、網戸、シェードと3つの機能を備えています。
1500W正弦波インバーター
通常の家電は問題ないですが、温度制御をするマイコンが搭載されているIHタイプの電磁調理器などを使用したい場合は、「正弦波インバーター」の装備が必要とのことで選択しました。
最初は標準装備が「疑似正弦波インバーター」ということに気付きませんでした。こちらの装備は商談中に営業の方から教えて頂き気づいたので、想定外のオプション装備でした。
正弦波インバーターに変更せず、別途ポータブル電源(1000W以上)を購入して対応する方法もあるかと思います。後々必要であれば別途ポータブル電源も購入するかもしれません。
ETC車載器
もはや装備するのが当たり前のものと考えていたので、ノーマルのETC車載器を選択しました。
リクライニングシート2脚
営業の方より「7時間継続して運転したけど、標準仕様のシートでも手をハンドルに載せた姿勢で運転できるのであまり疲れない」とお聞きしましたが、割と大柄な自分の体格を考えて垂直での長時間の運転はつらそうなので、リクライニングシートに変更してもらう選択をしました。
※エアコン「One Cool 21」の位置の関係で、助手席側はリクライニングできなさそうですので、この辺りはステージ21さんに改良して欲しいポイントです。
ディーラーオプション
サイドバイザー、フロントマット こちらの2点はディーラーオプションを装備しました。
私たち夫婦の選ばなかったオプション装備について
上記以外でも検討したものは以下の通りです。
スタビライザー
コーナリング時のロール(傾き)防止のため、当初は装備しようと思っておりましたが、営業のご担当者より”後から取り付けることもできるし、納車後に取り付けに来る方はほとんどいない”とお聞きしたので、納車後に一旦ノーマル状態しばらく乗ってみた上で、必要がどうか判断する形にしました。
ドライブレコーダー
乗り換える前の車に装着しているドライブレコーダー(前方録画のみ)を付け替えようと思い、オプションでの装備は見合わせました。やや視界は狭くなるが後方にはRV窓があるし、バックする際はバックカメラがあるので問題ないと判断しました。
ベッドマット追加
元々数枚のベッドマットが付属していますが、ポップアップベッドで大人が就寝することはないため、ベッドマットの追加は見合わせました。
乗車定員6名に変更
夫婦二人での仕様を想定しておりますので、標準の4名乗車で問題ないと判断しました。
あったら良かったと思うオプション装備
外部収納
バンビーノプラスには外部収納がありません。ごみ等を保管し置くように外部にコンパクトな収納があればいいな・・・と思いました。ステージ21さん、なんとか改良してもらえないですかね。
以上です。如何でしたでしょうか。皆さんがオプション装備を検討する際の参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
「キャンピングカー購入総額公開、支払い方法、納期について」に続きます。
コメント
私は、1948年1月生まれの老人です。過去には、ボーイスカウトでの野営や、軽自動車での野宿旅に始まり、フランスベッドのD460トレーラをけん引して北海道から九州までキャンピングしていました。
現在は、軽自動車による車内(中)泊を時々しながら、北海道~中国・四国まで走りました。
残りの寿命が少なくなり、再度のキャンピングカーの購入を思案し始めた処です。どの車を選べば良いか! 同年代の方の体験を探していた処に素晴らしい記事に触れる事ができ、実際のキャンピング体験での結果(トイレ、シャワー、エンジン馬力 等)を楽しみにしたいと思っています。
記事を読んで頂きありがとうございます。少しでも私たちの体験が読者の方の参考になれば嬉しいです。今後もキャンピングカーライフの楽しさを伝えることができるようブログを続けていきます。コメントありがとうございます!