昨今、人気のキャンピングカー。アウトドアだけでなく様々なシーンでの活用が現在注目を集めています。
- キャンピングカーの使われ方について知りたい
- キャンピングカーは災害時に役立つのか?
- 自治体やキャンピングカー業界の動向を知りたい
- コロナ禍でキャンピングカーの使い方に変化はあったのか?
この記事ではJAC公認オートキャンプインストラクターの筆者が、最近のキャンピングカー事情をご紹介します。
結論としてはキャンピングカーが様々な場面で役立っています
キャンピングカーオーナーが「災害時にも安心」と回答
日本RV協会が発行する【キャンピングカー白書】(2023年)によると、キャンピングカーオーナーの98.1%が「キャンピングカーは災害時にも役に立つ」と回答しています。
主な内容としては、以下のポイントが挙げられています。
- 避難所などに行かず空間(プライバシー)を確保することができる
- 電源、水などライフラインを確保できる
- 移動手段
と言ったように、キャンピングカーオーナーが自分で使っているからこそ自信を持って「災害時にも役立つ」と実感しています。
車中泊歴30年近いけど、以前は「貧乏くさい」「それなら行かない方が良い」など散々バカにされたけど東日本大震災、とどめにコロナで世間の目が変わった。
道の駅での車中泊の是非と問われたりもしたけど現在はマナーの悪い人は極々一部で殆ど見かけない。
災害時ペットを連れて避難に備えもなると思う pic.twitter.com/8nWszQEnZw— 🫥休止中ムギぺた🫥 (@mugimugimix) July 1, 2023
特にペットと一緒に避難できるのは大きなメリットですね
各自治体がキャンピングカービルダーと提携を開始
災害時にキャンピングカーを利用できるように各自治体がキャンピングカービルダーと協定を締結している動きが見られます。
【ナッツRV】「災害時における提供に関する協定書」の締結
キャンピングカービルダー最大手の【ナッツRV】は、災害時にキャンピングカー提供を行える協定を福岡県宗像市と締結しました。
キャンピングカーは設置から運用まで時間がかからない、移動が可能、プライバシーが確保できるなど、その特性を活かした災害発生時の支援や被災地の復興サポート等に活用できます。
【ナッツRVプレスリリース】災害時にキャンピングカー提供を行える協定を福岡県宗像市と締結
【ダイレクトカーズ】地方自治体と災害協定を締結
三重県を本店とするダイレクトカーズでは南海トラフ地震に備えて複数の地方自治体と災害協定を締結しています。
こういった場面で社会貢献されているビルダーは本当に尊敬しますね
コロナ禍でキャンピングカーを隔離場所として利用
2019年からのコロナ禍で、キャンピングカーの役割も少しづつ変化してきています。
レジャーについては、人が多く集まる場所へ行くことが敬遠された結果、家族でキャンピングカーで三密を避ける場所へ旅行したり、ホテルに泊まらずに車中泊やキャンプに出かけたりという報道も多く見かけるようになりました。
極端な例かもしれませんが、コロナ禍で家族4人で出かけるために、1,000万円を超えるキャンピングカーをご購入されたご家族もいると情報番組で見たこともありました。
また感染症が発生した場合は、自宅隔離でなく、キャンピングカーで自主的に隔離するなどの対応をしている方も見えました。SNSではキャンピングカー内でリモートワークするといった方々も見かける様になりました。
お疲れ様です。
目指せ週休3日の水曜でしたが普通に仕事しました
そして娘がコロナ発症のため私はキャンピングカーに自主隔離2日目
とりあえず私もお妻も発症なし
娘の氷枕のために冷凍庫の氷が無くなったのでコンビニで氷を購入したら250円くらいした😱
発症はしないが発狂しそうになった😭 pic.twitter.com/1hboR5Ax66
— GB (@GB43548759) June 7, 2023
以上、今回は「見直されているキャンピングカーの有用性」についてお伝えさせて頂きました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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