台風、大雨、大雪、洪水、地震・・・自然災害の多い国、日本。そんな日本に住む私たちは常に何かしらの自然災害の恐怖にさらされています。皆さんは、災害のために何か準備していますでしょうか。
- 防災用に非常食を準備したいと思っている
- 非常食を準備したいと思っているが何を買おうか迷っている
- 最新の防災食品の事情を知りたい
- 車中泊時の食事にいつも悩みがち
- キャンプ、アウトドア、登山などで手軽に食事を楽しみたい。
そんな想いやお悩みはございませんでしょうか。
この記事では、防災管理者、防災管理点検資格者として数々の企業の防災食の保管状況を見てきた筆者が最新の防災用非常食を食べて実食レビューします。
私以外にも妻や友人などの感想も併せて掲載しています。
まず先にお伝えしておきますが、防災用非常食の概念がくつがえります。
アルファー食品の防災用非常食について
【アルファー食品】備えて安心 お米の12食セット
<セット内容>安心米 白飯×3袋、安心米 五目ご飯×3袋、安心米 ドライカレー×3袋、白がゆ(レトルト)×2袋、ぜんざいおはぎ(レトルト)×1袋
発災当日+3日間=計4日間を想定した長期保存食セット。
温めなくても調理不要でおいしく召しあがれるレトルトシリーズで、熱湯を注いで15分(水の場合は60分)で簡単に食べられるご飯シリーズ。 場所を取らないA4サイズのケース入りなので本棚や引き出しなどのちょっとしたスペースに収納が可能です。
アルファー食品では、今回のセット商品だけでなく、その他の防災用備蓄食品も多数取り揃えています。
アルファー食品はどんな会社
アルファー食品株式会社は1966年設立のアルファ化米を主体とした米加工食品の製造・販売する老舗企業です。本社・工場を島根県出雲市に置き、国内に6か所の支店・営業所と長野工場や直販所があります。
日本災害食学会認証の食品で、食品安全についての国際認証規格のFSSC22000、ISO22000も取得していて、食品衛生や安全管理について認められている商品や企業と言えます。
出典:アルファー食品株式会社
日本国内の企業が作っている食品なら安心できますね
アルファ食品の特徴としては、食物アレルギーをお持ちの方にも配慮した特定原材料等28品目不使用であったり、イスラム教徒(ムスリム)の方たちの食事にも対応したハラール認証を取得したりと、近年の食の安全化やグローバル化の流れにもしっかり対応しています。
防災用非常食とは災害のために備蓄ができる食料品
防災用非常食とは「災害時に備え、備蓄しておく食品・食料」のことです。
大きな災害が発生し物流機能が停止した場合、スーパーやコンビニの店頭で食品が手に入りにくくります。また電気・ガス・水道などのライフラインが停止した場合は、日常とかけ離れた生活を送らなければなりません。
そんな時、いつもと同じような温かく栄養バランスの取れた食事があれば心と体が満たされます。防災用非常食は心の安定にも役に立ちます。
出典:農林水産省
アルファー食品の防災用非常食を実際に食べてみた
実際に食べてみたのは白飯、五目ご飯、ドライカレー、白がゆ(レトルト)、ぜんざいおはぎ(レトルト)の5種類です。自宅、アウトドアなど様々なシーンで食べてみた感想をレビューします。
安心米 五目ご飯、ドライカレー
友人4人との1泊のキャンプで実食しました。キャンプ飯はお肉や野菜などの焼き物が中心になりますが、飯ごうやメスティンなどいらず手軽にご飯ものを作れるのがありがたいですね。
まずはドライカレーと五目ご飯。アウトドアでこういった味付きのごはんを食べれる機会って少ないですよね。
作り方も本当に簡単。ドライカレーの場合、開封後に調味粉末を入れお湯を170mL注ぎすぐによくかき混ぜる。お湯の量も計量カップなどは要らず、内側の注水線まで入れるだけ。
お湯を入れた後、袋のチャックを閉じて15分(水の場合は60分)待ち、時間がっ経ったら底から混ぜる。
そして、出来上がったのがこちらです。見た目はもう普通に作ったドライカレーと五目ご飯です。
味はドライカレーはしっかりスパイスの効いた味で、五目ご飯は見た目そのままのしっかり味の混ざった五目ご飯です。アウトドアで手軽に味付きご飯を味わえるなんて良いですよね。
量は一袋で大盛り1杯分、これだけでお腹一杯になってしまいました。しかも忘れてはいけないのは防災食ってことです。5年長期の保存もできますので、災害時にこれがあればお腹一杯ご飯を食べることができます。
白がゆ(レトルト)
おかゆ好きの妻と共に自宅で実食。
レトルトなので、お湯か電子レンジで温めて作ります。※乾物の塩昆布は当方が準備したものですので製品には含まれていません。今回のセットには含まれていませんが、梅がゆタイプの商品もあります。
内容量は200gですので、ちょうどお茶碗一杯分。
味はお粥ですので、これといった特徴はありませんが、お米を感じることができるしっかりしたお粥といった感じです。
ちなみにこちらの記事執筆直前に1週間ほど入院生活をしていた筆者が、病院食で全粥(ぜんがゆ)をいただいていましたが、それと比べると食感はほぼ同じで味は少し塩味が付いていました。
お粥の好きな方にはおすすめですし、消化器系の疾患のため体に優しいお粥が必要という方には良いかと思います。
ほんのり塩味でおいしいお粥でした
実際に食して分かったアルファー食品の防災食のメリット
こちらは実食レビューに参加した私、妻および友人の6人全員の意見をまとめたメリットになります。
- 調理が簡単、お湯か水を入れるだけで食べることができる。
- 保存食や非常食というと以前からあるのカンパンやスナック菓子の味をイメージしていたが、想像していた以上に美味しい。
- これなら防災だけでなくキャンプや車中泊の食事にも最適。
- 5年間という長期保存はありがたい。
- 一食当たり360円(公式サイト価格)とコストパフォーマンスにとても優れている。
- 万が一大規模震災が発生しても、国や自治体からの支援が始まる3日後まではこの食事で耐えることができる。
- 防災食なのに白米やおかゆだけでなく、味の付いた味の付いたご飯を食べることができる。
- 意外と一食当たりの量が多い。
以上が、実食したレビューのまとめになります。
正直想像していた以上のクオリティで驚きました
デメリットはほぼないに等しいと感じました
アルファー食品の防災用非常食はこんな方におすすめ
- 大雨、台風、地震など大規模災害に備えて食料品を備蓄しておきたい方
- 休日にキャンピングカー、車中泊やバンライフなどクルマで食事を楽しんでいる方
- キャンプ、登山などのアウトドアで手軽にごはんを楽しみたい方
- 企業のBCP対策として防災食の準備を検討している経営者や総務のご担当者
アルファー食品の防災用非常食
アルファー食品では、今回ご紹介した「お米の12食セット」だけでなく、「2人×3日分」を想定した「備えて安心 お米の18食セット」や贈答用のギフト商品なども取り揃えています。
安心米の味のレパートリーもたくさんあり、またお菓子感覚で食べれる「おこげタイプの長期保存食」もあります。
防災目的だけでなく、アウトドア、キャンプ、車中泊など様々なシーンでも利用できますので、買って後悔は絶対にありません。実際に食べてみてそう思えたからこそオススメできる商品です。
地震大国の日本ですので、今後間違いなく大規模な震災はやってきます。この機会に防災のために非常食を準備してはいかがでしょうか。自身の安全のためだけでなく大切な家族や従業員を守るための備えです。
以上、アルファー食品の防災用非常食を特集させて頂きました。
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